brake your ...

髙橋大輔にある日突然はまってしまった日記

SOIの大輔さん感想

 先日のSOIでようやく生高橋大輔を拝んで参りました……ていうか高橋大輔って本当に存在してたんですね……浅田真央とか荒川静香とか現実に居たんですね……テレビと雑誌の中にしかいないと思ってたよ……。

3次元はすごい、金を払えば本人に会える(2次ヲタの感想)。

保存失敗し、書きかけだった記事がふっとんでやる気がなくなったので、大輔さんの感想だけ箇条書きで……。あと、語彙は死んでます。


・ライトアップされたリンクが本当に綺麗!そこに真っ先に飛び込んでくる高橋大輔
・私「えっあれ大輔さんじゃん!?!?」友「うそまじで大ちゃん!!?もう!?」出てくるの早すぎるよ心の準備出来てないよ
・冒頭のスキップするような振付、魔法かけてるのかな?って思った
・グループナンバーでやはり目立つ踊りのうまさ。
・動かしてる場所の多いこと。頭、肩、胸、膝、足先、手首、指……etc.

ライラックワイン(初見)感想
・うわっジェフジェフしい
・あれ、でも動きは高橋大輔
・どういうこと…??もっとよく見なきゃ
・美しい……

以上。一挙手一投足をひたすら追ってるうちに終わりました。
すみません怒らないでください。

ちなみに、映像見ても、ひたすら動きに見惚れていて終わりました。今もです。
ん-、なぜだろう……ジェフリー・バトル氏が込めたはずのイメージ、そして高橋大輔氏の放つ感情が、まだよく見えない。

仮説①
 このプログラムの振付は「一つのポジションをキープする」ことがコンセプトになっている。それには精密なスケーティングと、ボディコントロールを必要とする。 
 その「キープ」「コントロール」と、曲のコンセプトである「酩酊」は相反するものではないか? 
 それとも、感情と理性の間で揺れ動く心を、音楽(感情)と振付(理性)によって表そうとしているのか? 激情ではないからワーッとくるわけではない?

 上記を踏まえ、未だ振付が高橋大輔氏のものになっておらず、振付をきっちりやろうとしすぎて感情を表現する余裕がない。
 
 単に私の感受性が乏しい

ちなみに最有力候補は③です。「こういう受け取り方で『合ってる』のかな……」と不安になるのは阿呆らしいとも思うのですが。

 しかし、重ね重ね言いますが、この人はほんとうに体の動かしかたが上手いなあと思います。動きを見てるだけでご飯が進む感じ。

 そして特筆すべき、さみしさの表現。ステファン・ランビエール氏が振り付けたアメリは、最初からあるはずのものがない無自覚な孤独のさみしさ、でしたが、ライラックワインは失ってしまったことによる孤独のさみしさ、ですね。
 他にも彼のプログラムにはいろんなさみしさや喪失や孤独や、だからこそ誰かを求めずにはいられない心、が多く現れるように思います。
 ビートルズメドレーについて彼が言った言葉。
「今はもう会えない人もいる、でもその人たちのお陰で今の自分はいる」
 


男子公式練習中に起こった例の件についての個人的な考えをつらつらと

・羽生選手が怒ったのはニアミスが何度もあったからであって、その怒りは否定されるべきではないのではないか?
・羽生選手はそれ以外のところで受けたストレスが溜まっていた可能性はないか?例えばストーカーじみたファンとか。
・そもそも6人で一度に練習するのが間違ってはいないか?
・しかし羽生選手にも衝突・ニアミスが多いのは事実ではないか?
・しかしそれは羽生選手のものだけが多く報道されているからという可能性もあるのではないか?
・羽生選手はジャンプ前に複雑な動きをする。ジャンプを跳ぶ前に人が視界に入らない可能性は他の選手よりも高くはないか?
・だとしても、怒鳴ったり、「わざとだと思う」と言ってしまうのは悪くはないか?
・なぜ悪いのか?
・他の選手の精神衛生上良くないから?
・マスコミがテン選手を悪者だと決めつけるから?
・その内容が人種差別を含むから?
・インターネットには差別主義者が星の数ほど居て、獲物を見つけ次第叩くから?
・その全ての可能性を羽生選手は知っているべきで、予想すべきだったか?
・予想できなくても自分の怒りを抑えるべきであったか? 明らかに故意だと感じても流すべきであったか?
・しかし、怪我を負っている選手が、故意に妨害することはそもそもあり得るのか?
・お互いの安全距離の感覚は同じものか? そのズレをすぐ埋めることは可能か?
・羽生選手とテン選手は、今シーズンどの試合も共にしていないのではないか? その相手のプログラムの軌道をすぐ予想することは可能か?
・曲かけ以外のニアミスと、スピンで遮ってしまったものは、果たして同じように扱うべきか?
・人種差別的なコメントが直接本人に届いてしまう状況は、防ぐことは出来なかったのか?
・せめて大会中はSNSを覗くことは避けるべきではないか?
・ファンと直接やり取り出来、エールをもらえるのがSNSの良いところだし、利用のしかたは本人の自由ではないか?
・しかし理不尽で人種差別的なコメントが日本からあったことを、テン選手は全世界に発信すべきであったか?
・しかしそのダメージを受けた悲しみと、理不尽に対する怒りは、否定されるべきではないのではないか?

・翻訳された文は本当に正しい意味であるか? 悪い、または良い方に歪めて受け取ってはいないか?

・日本のスケート連盟がカザフ側に謝罪したとカザフの報道局は明らかにした。日本も大きく報道すべきではないか?

・これらの意見を、20代の若者であるスポーツ選手は、全て取り込まなければいけないか?

・意見は、誰が、誰に、どんな内容で伝えるのが最も健全な形であるか?
・名誉は、誰のもので、誰がその価値を決め、誰が大切にすべきで、誰が守るべきものであるか?
・誰が本当に1番悪くてどれだけ責任を負うかということを、ファンが決めることは適切か?

・羽生選手の言動を常から攻撃的だと感じているのは誰か?
・それは本件に関係しているか?

・部外者であるファンは、不快に感じたことを表明・発散するために適切なやり方をしていると言えるか?
・「あの子あなたの悪口言ってたよ、私は味方だからね」と同じ事をしていないか?
・主語または目的語を大きくしていないか?
・誰か別の人物を巻き込んではいないか?
・どんな人間が言った言葉が、どんな人間に届きやすいかを、意識しているか?

・きっかけと原因を取り違えてはいないか?

・私は、何と、誰と、関係がある?

世界選手権が終わりました

高橋大輔さんの連夜登場で1週間前から大変でしたよ……。
しかし声を大にして叫びます、地域格差よくない!
いやニュース番組とバラエティはまだしも、競技であるダンスとペアが映らないのはどういうことですか!?せっかく日本語解説で観てる方もとっつきやすいというのに!!


現役時代から、高橋大輔さんはフィギュアスケートをエンターテイメントとして楽しんでる人だなと、「知識を持った観客(by小塚崇彦さん)」としてのスタンスを持ってる人だとは思っていたので、そんなに心配はしていませんでした。
まーね、語彙はこれから増やしていきましょう!「『引き込まれました』がザヤってる」ってコメントにめちゃくちゃ笑ったわ!インプット& アウトプット、そして練習あるのみ、頑張れ大輔さん!
……偉そうですみません。
お疲れさまでした。ゆっくり寝て、ショーに向けて頑張ってください。

しかしすごい大会でした。
SB、PB、世界新記録、どんだけ出とんねんと。まあ毎年ルールは変わるんですがね。特に女子のノーミス続出っぷりが凄かった。メダルには届かなかったけれど、宮原知子さん、本郷理華さん、浅田真央さんの演技も素晴らしかった。地元勢の演技は男子も女子も素晴らしくて、アダム・リッポン選手、アシュリー・ワグナー選手なんかもう言葉に出来ない。アイスダンスのシブタニ兄妹も素敵だった。シボストンのお客さんはどの選手にも凄くあたたかくて、観てる方も幸せになれました。

さて、まだ今シーズンは終わりではありませんよ。TCCが残っています。週末からSOIの公演も始まります。宇野選手と宮原選手はすごいハードスケジュールだと思うんだが大丈夫か?フェルナンデス選手も足大丈夫?

これだけすごい選手たちをアイスショーで見られるのはありがたいことなのですが。
そう、私もとうとうアイスショーに行けることに!
初めての!生スケートが!高橋大輔出演!!
ジェフリー・バトルさん振り付けの新プログラムか、Lacrimosaか、はたまた過去プロを滑ってくれるのか。
ああ〜楽しみです!

これから怒濤のアイスショーラッシュが始まりますが、今のところ行く予定があるのはSOIのみです。というかそこしか行けない。ジュネーブでは大輔さんは何を滑るんだろう。ランビエールさん振り付けが見たい…生演奏とのコラボが見たい…TBSさん密着してくれてもいいんですよ…。

君の星なんて見つからない、


朗読聴きました!
朗読やるって聞いたときは口の中血塗れになるんじゃない?大丈夫?ってなりましたが……ええ声してますねえ。知ってたけど。高橋さん、喋るのは得意ではないですがとても伝え上手で、それには声質も関係してると思ってます。


昔、文章が上手くなりたい!と思ったときに、好きな作家の模写をするという訓練をしました。その時、書きながら声に出して読むということもやってました。これをすることで、読んでいて心地よいリズムとはどんなものかを学ぶことができる。今も気が向けばやってます。
そしてたまに、録音した自分の声を聞き返してみる。

今回の大輔さんの声は、なんとなく、それと似ているなあと思った。拙い、鍛えていない、プロではない声帯…というのもそうだけど、外部に対してではなく、少し自分に向けて読んでる感じが。瓶に入れて海に流す手紙にも似ている。
でもそれが良かった。
滑舌はもちろん、スピード一定じゃないし、ああここ編集したなってモロに分かったり、この声音でいいのかな?と思うような場所は多々ありました。
声優さんが読んだもののようなクオリティではないけれど、私はこの朗読、好きです。10代のころ読んだはずの話なのに、うっかり泣きそうになった。
それはたぶん、この物語そのものに漂う空気と同じ成分が、彼の声に含まれていたからだと思う。
涙の国って本当に不思議なところですね。



sasakure.UK - to Asteroid B-612 feat. lasah https://youtu.be/H2_6RfoiYu4 

(君が笑えば5億の星が笑って、君が泣けば5億の星が泣くだけだ)




祈る。

ちょっとリアルがしんどいので、気分転換。好きなもののことを考える時間ほど幸せな時はない。つらい気持ちになっても、楽しい。

前の前の記事で、私にとって髙橋大輔はどういう存在になのかと考えていたけれど、数ヶ月経っていろいろなことがあり、やはり後者のはまり方をしているなと気づいた。私は作品のファンでもあるけれど、この人のファンなんだ、
アイドル扱いでも神様扱いでもなく、この人の人生を応援したい、と思う。この人は生きるのがしんどそうだなあ、わかるなあ、でもそんな気持ちをこの演技にできるなんて、やっぱり凄いな。そう思うから応援したいし、憧れるし、何やってんだと言いたくなることもあるけれど、尊敬する。
それは、自分が自分のことを応援するようなものなのかもしれない。
でも、同じような人は私以外にも居るんじゃないだろうか。

彼の弱さ。
人間味があるとか、演技とのギャップがいいとか、カワイイと言って愛玩するような気持ちもあるにはあるけれど、彼の弱さは私にとって、ちょっと見るのがつらい。あまりにも自分と似ているから。
だから、彼を架空の存在だと勘違いして、楽観的に消費することができない。
でも、彼がその弱さを克服出来ずに、抱えたままなんとか付き合いながら生きている姿を見るのは、私にとってとても嬉しいことであるのも確かだった。
嵐の中で難破船にしがみついたまま、次の波が来るまでの一瞬にだけ、互いの生存を確認しあっているような。
そんな勝手なシンパシーを、彼に感じている。
髙橋大輔という人間が生きているだけで、私は救われている。

だから私は、完全な好みで演技の感想を言うけれど、祈りもする。
彼が願った勝ち方で勝ちますように。
彼が願った認められ方で認められますように。

だから強引に、勝たせようとしたり、認めさせようとしたりしたくはない。
私はブログやツイッターで「髙橋大輔がどれほど凄くて認められるべき人物なのか」をあまり語らないように気をつけている。言葉を重ねれば重ねるだけ安っぽく陳腐になるからだ。誰かを否定するような言葉も吐きたくない。マウンティングしたいわけじゃないから。
代わりに、「なぜ私は髙橋大輔を凄いと感じるのか、どのように心を動かされたか」を、出来るだけ伝わりやすいように書く。そういうのがいい。そういうことだけをしたい。

他の誰かの生存を祈るように、私も言葉を使いたい。


クリスマスオンアイスの大輔さん新プロ

どうも。忙しくてへろへろになりながらもスケートだけは摂取することが止められませんでしたダメ人間です。
XOIの公演が始まってから、ついったーのTLをチラチラチラチラ眺め、黙々とレポをお気に入りに登録する簡単な作業をしてました。なぜ私は地元でショーがやってるのに行かれないんです!?!?なぜうちのテレビはBSすら映らないんです!?!?!?


それはさておき。

久しぶりのショーということで、正直期待よりも不安の方が大きかったんです。本人のモチベーションも高まってなかっただろうし、練習映像見ても体が重そうでしんどそうだったし。お仕事もして忙しそうだし。
なのにいつの間にか座長扱いになってるもんだから更に怖くなって! 
一出演者ならまだしも、座長……なんでそんな責任のある立場に……一人だけ演技のクオリティが低かったりしたらどうすんだ……とか勝手に心配してたんですね。

でも 大丈夫でしたね!!

いやマジでたった2週間であそこまで仕上げてくるとは思わなかったです。「むしろスケート上手くなってる」って言葉にうっそで〜〜wファンの欲目だろ〜〜wと思ってたら、マジだった。ぬめぬめだった。いや難しいステップやターンが入ってないからそう見えるのかもしれないけどそれにしたって滑らかだ。
ああ、大輔さんの滑りだって実感して、ちょっとだけ泣きました。
今でも、大輔さんの新しいプログラムがあるってことが夢のような感じがしている。とくに私は最近はまったばかりなので、既にあるものを映像で追ってきただけだから、このワクワク感とか、初めて味わったんです。すごく今、楽しいです。幸せです。

ショーも、出演するスケーターがみごとに全員!好きな人だったので(ノービスの子は知らなかったのですが;)、良いものになればいいなと思ってました。大輔さんのファンも、他のスケーターのファンも、「すごく楽しかった!」ってたくさん言って下さってたので、よかった。スケーターの方々も楽しんでたようで、よかった(テンくんぺりすこ配信ありがとう、楽しかった!)。

よかったなあ。と安心する気持ちが一番でした。
そう、新プロを見るまでは!

高橋大輔は凄かった。
私が心配することなんてなにも無かった。
凄いとしか。
地上波の映像見て、体感時間は1分未満です。
あっという間に終わった。かみしめる間もなく次の演技が来て、ちょっと待って、ってなった。
改めてこの人はヤバいと実感した。何でこの人こんなに。
現実と夢、男と女、理性と狂気、その境界線を、曖昧にしてしまうのか。
本人は至って自然体なのに。
……おそろしいのは、
絶対、これ以上に凄くなる予感がすること。本当はもっと凄いというのが分かるということ。



以下、感想とも言えない断片的な印象。



スケスケヒラヒラ衣装でバチェやVASっぽい?そして聖歌?ただの俺得かな?って思ってたらいろいろ予想外だった。衣装も振り付けも。バチェやVASより月光に近い。
その手に何を抱えていたのか。
母語幾何学模様の、分裂する細胞の、蠢く虫の、囁き、さざめき、雑音、うるさい。
静寂。
呆然としたような表情。仰ぐ。どこを。何を。観客?自分?巨大な何か?
バチェやVASはすぐそこにいる土着の神とか異形の魂だった。これは違う。もっと圧倒的な。絶望するくらいに巨大なもの。大規模な災害にも似た。無表情の、無言の、ただそれだけの。
神。
モノクロの壁画のような。
眼前に現れたその存在に、絶望した?
それとも、何よりも美しいと思ってしまった?
それとも、

苦しみ。身に纏った黒いものを自分から剥ぎ取ろうとしている? 見え隠れする肌。
伸ばすのは何も纏わない生身の左腕。
生き血の滴る人間の腕。



……見る前からずっと、言葉にするのを楽しみにしてたのですが。
語彙を奪われるわ、選んだ言葉にも自信がもてないわで、役者不足にも程があったようです。
楽はまた違った凄まじさがあったようなので、その映像を見た時にも印象が変わるでしょう。

あ〜〜〜〜生で見たかった!!







髙橋大輔らしさとは3.5

『心』編 part 1.5 です。無防備さについて少し。

今回は考察というより、自分から見た高橋大輔はどんな人か、の話になるので、いつにも増して自分語りが多いです。



☆以前の私の、高橋大輔に対する印象

「ちゃれえええええ!!アホみたいにチャラチャラヘラヘラしてる……けど不思議と憎めない悔しい」

☆現在

「この人よくこの年齢まで生きてこられたな(真顔)」

 

昔よりはヘラヘラしてないしアタマ悪そう()ではなくなってますが、現在も本質は変わってないというかなんというか。

何でこの人はこんなにも無防備なの????

隙を見せたら食い殺されるのが有名人の世界じゃないのか…何でこんなに隙だらけなんだ…ダダ漏れやんけ…。

普通それ言うか!?ってことあっさり言いますよね。しかも誰かへの批判とかではなく自分の内面についてを。

「こだわりとか理想とか無い。褒められたかっただけ」とか、本当にそう考えていても他人には知られたくないです私なら。なのにあっさりバラした。しかもTVの前で。

セルフプロデュースのしなさにビックリした。外見にはあんな気を使うのに……。私とは「かっこいい」の定義が違うのか? それとも装うことを無意味だと思ってるのか? 

こういう人がこの世に居るってことに割とガチで驚いた。


でもまあ、不思議と不快ではありませんでした。

人を馬鹿にするような言葉を使わないってのもあるけど。

彼はその場その時の、自分の伝えられる気持ちを相手に伝える。初めから自分の言うことを考えて決めてない。だから言い方があまりはっきりしないけど、その分、ナマに近づく。これが、彼の演技に通じる部分だと思う。

わたし、彼の言葉選び、好きなんですよね。平易だけど印象的で、感覚が伝わりやすいから。

ある意味で信頼できる。この人は嘘をつかないだろうな、という……どこか呆れにも似ているけれど。



よく「作品と作者は別物」という言葉を聞きますよね。

「あんな素晴らしい泣ける歌を作った人がヤク中で女狂いの救いようのないクズだった!ショック!優しい人だと思ってたのに!」ってやつです。歌の部分は漫画でもいいし小説でも曲でも絵でも代替可能。


幸いにして私は未だ上記のようなショックを受けたことはありません。つまり「作者に裏切られた」経験が無い。

私のはまり方は主に二通りあります。


タイプ1:

「いいもん作ってくれたらなんでもええわ」と、私生活については無責任に眺めているか無関心な場合。ただ作品が好みだからという理由で追いかけている場合です。

作者が影響を受けたアーティストを調べたりもしますが、それは「この人の好きなものなら趣味が合いそう」という理由なので、ほかの私生活は知ったこっちゃない。

もともと信じるほど興味がないから、裏切られるはずもないんですね。


人間、趣味嗜好はバラバラで、好きなものを肯定されたら盛り上がるし、否定されたら不快になりますし、逆も然りです。だけど、趣味嗜好が同じだからといって、生き方に対するスタンスまで同じとも限らない。


そう心得ておけば、楽に見ていられるんです。ファン同士のいざこざも解釈の違いも地雷も、「まあそういう人もいるよねー私は嫌いだけどねー刺激しないからそっちも近寄らないでねー」と、憎みはするけど耐えることはできる。


敵は敵だけど無闇に争いたくはない。しんどいから。

 でも、ちょっと楽には見ていられないハマり方もある。それが次の場合。


タイプ2:

それは「あ、この作品には作者の今までの人生が反映されてる」と直感し、それに共感した場合。


そんな場合、私は作者たちを「同志」あるいは「ヒーロー」または「神」扱いします。何が彼らを作ったのか気になってしょうがなくて、食の好みも、家族構成も、職歴も、インターネットや著書で調べる。彼らの存在は、この辛い世界をどうにか生き抜くための力になる。


これも、裏切られたことはいまだにありません。でも裏切られる可能性はある、今まではハマるタイミングが良かっただけでしょう。作者の人生観が変わったら、裏切られたら、私はきっとその人を憎むようになってしまう。拗らせる程度であればいいんですけどね……。


さて、じゃあ髙橋大輔は私にとってどんな人だろう?


作るものは素晴らしい(たまに好みじゃないのもあるけどそれはどのアーティストだってそうだ)し、何が髙橋大輔という存在を作り上げたのか気になってしょうがない。

でも生き方は全然違ってるし、人生観もきっと違う。

発言にヒヤッとしたりイラッとすることもあるけれど、一方で信頼してもいるし、惹かれていて、こういう人が居ることにどこか救われてる。

うーん、難しい。つくづく不思議な人です。

タイプとしては1に近いけれど、それだけでもない。

アイドル、が一番近いような気がするけれど、それは私にとって、けっこう悲しくてつらいことなんですよね……。


うーん、なんだかまとまりがなくなってしまいました……続きはまた今度!

 

 9/12追記

2番目のハマり方ってつまり自己愛なんじゃないかと気づいて若干へこみました