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髙橋大輔にある日突然はまってしまった日記

私選!高橋大輔プログラム感想②

前回に引き続き、好き勝手に語っていこうと思います。順番は適当。

 
まず、代名詞(?)のマンボから。
この曲は問答無用で楽しくなっちゃいますね!私にとってのエナジードリンク
個人的に1番好きなのは13年国別対抗戦のエキシ。あのステップの入り、ほんとワクワクする!
しかし濃い…濃ゆすぎる…豊の部屋で、羽生くんがあまりの濃ゆさに苦笑?して後で突っ込まれて慌ててたけど、あれとウッは笑うとこで合ってると思うぞ!コーチですら「作る方も作る方だけどやる方もやる方」って言ってたしな!
オリンピックでメダル取った翌年に、自国で世界選手権がある年にこれを選ぶのがスゴイわ。練習の映像では何回も何回もこけてたし、相当難しいってことは知ってるんだけど。
ロックンロールもだけど、こういう明るくてお客さんをノせるプログラムで戦うのって、タイミングによってはすごいストレスになりそうだけどな。というか、実際になってたと思う。
だって踊る阿呆にならなきゃいけないわけじゃん。余裕しゃくしゃくな人だったり、落っこちて開き直った人ならまだしも、崖っぷちでギリギリ持ちこたえてる人には難しいよ。
 
 
というわけで次は道化師。
これはもう全日本の、が頭に付きますね。
最初の表情がまず違う。目がとくに。
後輩が追い上げてきて余裕なんて無いのに、SPではチャラい雰囲気を作って、余裕のある笑顔にならなきゃいけない。その苦しみや苛立ちが、このオペラのストーリーと重なってなんとも言い難い。
サーキュラーの後、両手に何か持ってジャッジにすーって近づいていく所、表情にゾッとした。
この曲はあまりリズムを刻んだりグルーヴに乗ったり、って感じじゃないから高橋大輔にはもったいないのでは?と思うけれど。それでもやっぱり、高橋大輔にしかできない演技だったと思う。
この熱量。
目に見えない熱、うねる蒸気みたいな熱が、会場ごと呑み込んで圧倒したのがわかる。
……音ズレさえなければなー!笑
 
 
次はアメリ。
これも特に好きなプログラムのひとつ。
腕の動かし方がやわらかくて優雅で、ほーっと見惚れてしまう。ちょっと拙いのが、独り遊びしてる感じでイイ。ピアノと、余韻の残し方っていうのかな? ビシッと決めるんじゃないんだけど、音に合ってて気持ちいい。
この優雅さは確かにステファンらしいと思う。くるくるフリップも好きです。
皆と同じ世界に入れなくて寂しい、でもここの世界の方がずっと親しい、わたしは満ち足りている、ていうマーニーとはある意味真逆な世界観。いや映画見たことないですけどね。ガラス一枚隔てた向こうを、眺めてるだけ。
雨の日に一人家にこもってる感じ。淡々としててけだるくて、意識は透明だけどぼんやりしてて、浮遊感がある。
江國香織っぽいって思ってるのは私だけだろうか。
 
 
お次はヒップホップスワンレイク
まあ髪と眉のチャラいことw
でも眼力の強さと最高にカッコいいダンスにマッチしてるので良し。サーキュラーステップの動きっぷりがもうcool!としか言いようがない。初めて見たときはすげーすげーすげー!って興奮しっぱなしだった。
ジャニーズというより特撮とかSFアクション映画?みたいな。
本人は「僕のはなんちゃってだから恥ずかしい…日本はダンス上手い人たくさん居るから…」みたいなこと言ってたけど、やっぱり踊ってるときは楽しそうですね
これだけダンサブルな動きしといて、足元はスケート滑ってる。
まさしく革新だわ。
 
 
お次はブエノスアイレスの春。
最初の感想:「……宮本賢二は大変なものを作り上げていきました」
これとSWEATが同じ時期とかお二人は何考えてるんでしょうね。
初見は寝そべるところのインパクトに全部もってかれました。掻き抱いて、引き寄せて……以降の表情がもう、もう!
ただ、動きひとつひとつが本当に美しい。そしてその動きすべてに意味がある。
言葉の力を借りずに、身体ひとつでここまでストーリーを想像させるその力。
エキシビションでさえも、高橋大輔だけ違うことやってるように見える。これは欲目ではないと思う。
 私が人生経験もっと積めば、まだまだ見えてきそうなのになあ。悔しい。
 
 
またしても長くなってしまったので、ここで切ります。
プログラム感想は次で終わると思います。